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医の中の蛙 第30回 便秘にまつわる話・・その1

2019年8月31日

 昔から健康の三要素は「快食、快眠、快便」といわれています。そして東洋では、「四百四病」は全て便秘からおこるとされていました。最近の報告によると、国内で450万もの人が便秘で悩んでおり、便秘大国と言われるまでになっています。その男女比は、50代までは女性が男性の倍以上で、年齢が高くなるに従い男性が増え、80代になると男女差がなくなり、10人に一人が便秘で悩んでいる様です。もしかして読者の皆さんもその一人では?実は私もそうで、とうとう心配になり、4月に大腸内視鏡検査を受け、ポリープを3個切除しました。
 さて古今東西、偉人と称される人達も便秘に悩まされていた様です。俳句で有名な松尾芭蕉も「奥の細道」に道中、切れ痔になり死にそうな思いをしたとあります。あのレーニンやナポレオンも痔に苦しめられていた様で、皆さん、便秘になっていたと思います。ちなみにナポレオンはイボ痔で、当時のフランスでは生きたヒルを治療に使っていた様です。豊臣秀吉の正室“おね”も便秘でして、「くれぐれも下剤を施し、少しでも大便が下るようにしたいものです。大便が幾日ほどで出たか、めでたい知らせを待っているよ」と、苦しむ妻に宛てた気遣いと愛情あふれる手紙が残されています。また江戸時代の川柳に、「嫁の屁は五臓六腑をかけめぐり」というのがあります。便意や放屁を我慢しなければならない状況が想い浮びます。女性はホルモンの影響で腸の動きが鈍くなるため便秘になるケースが多いとされます。加えて恥ずかしくて医師にも相談できないという事も便秘が多い理由でしょう。我慢せずに便意がきたらトイレに行きましょう。

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