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医の中の蛙 第61回 日日是好日

2020年11月28日

 敬老の日にテレビで放映された映画『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)を観ました。好きな女優の黒木華さん(主演)と多部未華子さん、そして樹木希林さんが先生役で出演のお茶をテーマにした映画です。細い路地にある瓦屋根の茶道教室、学ぶ課程で茶道のしきたりや心得を語りかけてきます。
 干支が2回りする年月の流れ、水とお湯を柄杓から垂らす音、たたきつける雨音、滝や波の音など自然の音の違いに加え、時間の経過と季節の移り変わりが清々しく気持ち良い禅の世界へ招く。「お茶はまず形から入るのよ。形をつくってから中身を入れていくの」 意味を知るよりもまず「型」を覚え、それから「心」が入るからと言われても頭で考えてしまう二人はうまくできない。先生は「いくら同じ茶室で同じお客様だとしても同じお茶は二度とない」と一期一会の心得をも説く。「私、最近思うんですよ。こうして毎年、同じことができることが幸せなんだって」
 日々起きる出来事に一喜一憂しないで、何事も今この時しかできない経験をさせてもらっていると感謝できれば、悲しい事も、うまく行かない事も大切に思える。失敗しても、反省できればすべて好日になる。全ては今この時にしかできない経験なのです。毎日を大切にしようと思います。
 気の持ちよう、考え方が変われば同じ景色でも見え方・感じ方は違う。重ねた歳、経験した人生の分だけ違った見え方がある。日日是好日は単純に毎日毎日平和で楽しい日が続くという意味ではない。私たちは出会いや仕事、挫折、大切な人との別れなど、いろいろな喜怒哀楽を経験していく。長い時間をかけて日常の生活の中に隠されている幸せを悟るのではないか。大学時代、弓道部に属していた。
茶道に似て礼儀作法に厳しく、いくら修練しても終わりがない。戦う相手は自分の心であり、技術だけでなく、内面を磨くことが人生を豊かにすると気づきました。
 職場を含め問題が山済みの現代社会、コロナ禍の自粛生活の中でも日々の生活を何気なく繰り返すことができることに感謝したい。

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